トリオ演奏において絶大な信頼をおいていたベーシストの死に直面し、失意の中で自分自身と 「インタープレイ (対話) 」 したと言われるアルバムです。
個人的に、多重録音という 「技術」 を駆使したこのアルバムを、何となく敬遠していたのですが、アルバムに収録されている 「スパルタカス愛のテーマ」 をたまたま聞いて、CDを即買いした。。。という思い出があります。
ガラスのように硬質で、でも壊れやすい当時のエバンスの内面を表現した。。。という印象ですねぇ。
一方で 「How About You」 では、多重録音を楽しんでいるかのようなエバンスの演奏が聴けて、ちょっとほっとできたりもします。
【名曲紹介】
○Spartacus Love Theme (スパルタカス愛のテーマ)